2019年8月24日土曜日

「自分」を超える (Bigbeat LIVE その3)

Bigbeat LIVE の3rdStage 「マーケターとしての軸を設定する」は、これまでが組織、コミュニティにフォーカスしていたのに対して、個人にフォーカスしたもの。このセッションのホスト徳力 基彦さんは、最初に「私では無理かなと思う人に対してのメッセージ」と語っている。登場したのは次の4名。
  • 元 Dropbox 植山 周志さん「ビジネスマンとしてぶっ飛べるようになった2つの原因」
  • 大日本印刷株式会社 山口 圭介さん「“おせっかい”が“よのなか”をかえる」
  • オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 長橋 明子さん「自分の信念と向き合ってキャリアをつくる」
  • 株式会社ヤプリ 島袋 孝一さん「俺みたいになるな!! アラフォーサラリーマン キャリアのリアル」
植山 周志さんに「元 Dropbox」 という肩書がついているのは、8月20日からシドニーのCanvaという会社に転職するため、その時点ではフリーだったから。彼自身が目指すものは「ありえないおじさん」。インタビューにもあるが、50歳を目前にして転職、肉体づくり、英語、様々なことにチャレンジし続けている。そんな彼でもずっと右肩上がりの人生だったわけではない。ジャンプする前は大きく下がった。そういうときの心構えに「トンネルは永遠に続かない。ジャンプするにはしゃがむ必要がある」というのがある。「命まではとられないと言い聞かせ、行動を続ける」ことが大事。また、最初からそう言う心構えだったわけではなく、2006年に「自分の人生を変えたい」と強く思うようになり、行動を続けるようになったということだ。

山口 圭介さんは、大手の企業でずっと勤務しているという点で、この中では異色の存在といえるだろう。しかし同じ会社とはいっても異動があり、紆余曲折がある。彼自身が「おせっかい」をテーマにしており、大切にしていることは「外部との交易」と「無償の勝手な愛」ということだ。 自分の思い通りに動いてくれない部下にあたるときもある。野球の野村監督が「野村再生工場」といって選手を復活させてきたが、その意識をもって向かい合ってきた。インタビューでも「ヒトを育てたい」ということがテーマになっている。

長橋 明子さんも大企業からスタートアップへの転職というキャリアをもつが、大企業の中でもネットワークエンジニアからアプリケーション開発、経営企画と大きな異動があった (インタビュー)。またその間に出産があり、いわゆる「マミートラック」を経験し、そのときは「しかるべき時期に備えて力を蓄えたという。それが、同じ課題を持った仲間との出会いからミートアップ立ち上げ、社外での評価が自信になり、自分の軸になったという。雌伏のときの心構えが大事だというとは、植山さんの言葉と通じる。また、仕事以外に、ヨガ、グラフィックレコーディングをやっていて、それぞれが趣味のレベルを超えた取り組み方というのも植山さんと同じだ。

島袋 孝一さんは、最初はパルコで複数店舗を管理する側でそこはマーケティング部門という訳ではなかったが、マーケティング的な考え方が必要だったといえ、そこで「マーケティング」を意識し、その後マーケターとして大手企業、スタートアップと渡り歩くことになる。いろいろ渡り歩いているところを「俺みたいになるな」とは言っているのかもしれないが、自分の軸ができているところは他の登壇者と同じと思う。

全体を通じて、行動と発信が重要であることがわかる。そのベースには心構えというか軸がしっかりしていることがあるだろう。それが「自分」を超えることにつながる。

もう一つの共通点はマルチな人間ということで、複数の専門性をもつことが活動の幅を広げているのだと思う。サバイバルにつながるともいってたが、そんな心配はこの人たちには必要ないのではないかと思った。植山さんの「人は裏切るが身につけたものは裏切らない」という言葉は印象に残った。

最初に徳力さんが「私では無理かなと思う人に対してのメッセージ」と語っていたが、皆さんの話を聞くと、「やっぱ自分には無理」という感じを持った人が多いかもしれない。しかし、そこまで到達できなくとも、「今の自分を超える」という目標でも十分なチャレンジテーマではないかと思える。

最後に全員で乾杯。このビールはラベルだけでなく中身から作っているそうだ。スパイスとして山椒を使っている。

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